沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

ポケモンGO遊んでみた雑感(初日)

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  • スマホゲーム「ポケモンGO(Pokémon GO)」が昨日の7月22日、ようやく日本で配信されました。なんだかんだで私も楽しみにしていたので、配信初日からけっこう本格的にハマって遊んじゃいました。といっても、お昼頃に近所の商店街や公園に出かけたのと、夜に(映画を見がてら)日本橋のあたりをウロウロしてきただけなんですが、けっこう色々なポケモンを捕まえられましたね。初日の感想を適当に書いておこうと思います。
  • 配信開始のアナウンスがあってからすぐにダウンロードを開始したんですが、それでもさすがに混雑していたようで、なかなか完了しませんでした。数十分かけてダウンロードを終え、ログインのためにGoogleアカウントを新規に取得してやっと開始です。
  • するとウィロー博士とかいう妙にセクシーというかチャラいというか、いかにも洋ゲーっぽい中年男性が出てきて、最初の3匹(ヒトカゲゼニガメフシギダネ)をすぐ近くに出現させてくれます。本当に今いる場所の近くで、ちょっと屋外に出れば遭遇、というくらいの距離でした。
  • ちなみに私は子どもの頃からフシギダネが好きで仕方ない人間なので当然フシギダネを選択。この3匹を何回も連続で無視し続けるとピカチュウが出現するらしいのですが、特にピカチュウには関心がないのでフシギダネ一択です。スマホを掲げて画面を指で操作してボールを投げ、近所に出現したフシギダネを無事捕獲。フシギダネ、ゲットだぜ!かわいい!
  • かわいいフシギダネをゲットした時点で「ゲームクリア」ということにしてもよかったのですが、そういうわけにもいかないので、近くの商店街にお昼ご飯がてらお散歩に行ってみました。見慣れた公園などが「ポケストップ」になっていて(Ingressというゲームのシステムを流用しているんだとか)、立ち寄るとアイテムなどがもらえます。一度もらうと5分くらいはもらえないので、少し時間を置く必要がありますが。
  • びっくりしたのは、外に出て1分も歩かないうちに「ゼニガメ」をゲットできたことですね。さっきフシギダネを捕まえたばっかりなんですが、こんなにあっさり御三家(最初の3匹)の1匹をゲットできるとは…。かなり珍しいとはいえウルトラレアって程でもなさそうなので、御三家(とピカチュウ)のうちどれを選ぶかはそこまで重要じゃないのかもしれません。(現にフシギダネも2匹目ゲットできましたし…。)
  • 商店街には終業式帰りと思しき高校生たちがたくさんいて、けっこうな数の人がスマホを掲げていました。会話から想像するに、ほぼ間違いなくみんなポケモンGOをプレイしていたと思います。特にマクドナルドは全店舗がポケストップになっているため、人だかりができていましたね。他にもカレー屋さんなどの個人商店や街の隠れた名所などもポケストップになっているため、商店街をウロウロしているとアイテムがだんだん溜まっていきます。
  • おそらく「Ingress」の時にポータルを申請してあった場所がそのまま「ポケモンGO」のポケストップやジムになっているんだとは思いますが、やはり「ほう、こんなところにこんなものが…」というような、見慣れた街の風景が変わる感覚があって実に楽しいですね。みんなスマホ越しに街を見回して、存在しないはずのポケモンを探しているわけで、まさしく名作アニメ「電脳コイル」の時代がやってきたのだな…という感慨を覚えずにはいられません。リアルとバーチャルの橋渡しになるような新時代的な感覚こそが、現状この「ポケモンGO」というゲームの最大の魅力だと思います。
  • しかしそんな風に常にスマホを駆使するゲームなので、当然バッテリーの減りはものすごく早いです。私は近所を散歩してきただけで(長めの散歩ですが)バッテリーがすっからかんになってしまいました…。家の周囲を散歩するだけならまだしも、出かけた先でプレイする場合は、モバイルバッテリーが必須なのは間違いなさそうですね。(昨日注文したのでそろそろ届くと思います。2千円くらいでした。)
  • そしてゲームのメインであるポケモンの捕獲ですが、今のところはそんなにゲーム性は高くない感じ。有り体に言ってしまえば、特に面白くはないです。てっきり本家のように、捕まえたポケモンと野生のポケモンを戦わせて、弱らせたところでボールを投げるのかなと思ったんですが違いましたね。直接トレーナーが「オラァ!」って感じでボールを投げて捕獲するっていう。ワイルドすぎるぞ!
  • ボールを狙った位置に投げるのが微妙に難しい作りになっているため、そこにゲーム性が付与されているのでしょうが、それがポケモンの面白さかというとそういうことではないですからね…。せっかく捕まえたポケモンを戦わせる機会が実はそんなにない、というのが少しもったいなく感じました。海外で「ボール投げゲーム」とか一部のファンに揶揄されてたのもわからなくはないかな、と。
  • ポケモンを戦わせることができる貴重な機会として「ジムバトル」があるんですが、これも現段階では相当とっつきにくい気がします。どうなんだろう、みんな意外とカジュアルに楽しんでるんですかね。私もまだルールをしっかり把握していないんですが、基本的にはチームバトルというか、「陣取り戦」みたいなことのようです。敵もオンラインの相手だったり、そうでなかったりするみたいですが…よくわからん。何度か挑んでみたんですが、相手ポケモンがあまりに強くて、今のところ勝ち目がありません。本家のように最初くらいは気持ち良く勝たせてくれるのかと思ったのですが、かなりシビアな印象でした(無制限のオンラインならそうなるのも仕方ないんですが)。
  • 負けた時のリスクも意外と大きくて、減った体力などが自動で回復するわけでもないので、アイテムを消費するしかないため微妙に損した気持ちになります。もうちょい気軽にトライできるようになると嬉しいんですけどね、バトルはなんといってもポケモンの最大の魅力ですし…。まぁ今後なんらかの改善がなされることでしょう。(自分が強くなるのが一番手っ取り早い気もしますが)
  • 長いうえに文句が増えてきたのでそろそろ終わりますが、やっぱり全体としてはとても楽しいですよ。見慣れた街をふらふら歩き回ってポケモンを探したり、ポケモンを探してる人とすれちがったり、まさに「あのころ夢見た未来」という感じでワクワクします。基本的には「お散歩ゲーム」というか、あんまりヘビーなやりこみユーザー向けというよりも、「ついにリアル世界にポケモンが!探しに出かけよう!」という健全な楽しさを志向した最先端ゲームだと感じました。なんといっても無料ですし、とりあえずダウンロードして触ってみたらいいと思いますよ。私も今日またどこかに行ってこようと思います(モバイルバッテリーが届き次第ですが)。それではまた…。