沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

深海生物のスタンプを発売しました(2種類)

深海生物のLINEスタンプを2種類つくったので(『深海DINER』ひと区切り記念として)、深甚なる海に沈みたい方は使ってね。

こちら↓はメンダコ&タカアシガニ編🐙🦀

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もうひとつは(『深海DINER』に登場した)深海生物の皆さん編。クジラ、デメニギス、センジュナマコ、ミツクリザメ、ダイオウイカなど。自在に使いこなし、相手を深淵へといざなおう。

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『深海DINER』本編は8話まで公開中。第1章完!という感じで(しばらく別件で忙しいので)続きが描けるかは深海の闇の中ですが、深海モーテル編の構想もゆっくり練りたいところです。

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『深海DINER』8話を更新しました。

縦読みマンガ『深海DINER』第8話「ミッドナイト・ラン」をamazon fliptoonで配信しました。サメとの死闘を生き延びたカーニャとめんこ。永遠に"真夜中"の深海で、迷えるふたりが行き着く先は…?

↓8話はこちら

https://read.amazon.co.jp/manga/B0DJKNSW6S?ref_=dbs_wcm_calw_wr_rfb_7

↓作品ページはこちら

深海DINER (全8話) Kindle版

 

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新たなチャレンジとして4月頃から描き始め、ありがたくも賞までいただいた 『深海DINER』ですが、今回でひとまず第1章完!という感じになりました。お楽しみいただけたことを願います。しばらく多忙になりそうなので続きを描くかどうかは検討中(描きたいことのイメージはある)ですが、反応次第かな〜という感じなので、よろしければ「いいね」や感想など聞かせてくださいませ〜

【図解】ムーデンちゃん旋風!コビトカバを知ろう

夏の終わりにインターネットを支配したのは、コビトカバの「ムーデン」ちゃん! せっかくのブームなのでコビトカバの生き様をチェックしましょう。

 

 

図解の最後のリンクは動物保護団体「Fauna&Flora」のコビトカバ保護活動への寄付ページです(少額ですが寄付してみました)。サイトには残りわずか2000頭って書いてあるし本当に絶滅ギリギリのラインだ…。ムーデンちゃんのビッグウェーブに乗って保護も進んでくれ〜

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コビトカバ、前も言ったが印象的な日本との関わりはタヌキと交換したエピソードか。まぁ日本にはタヌキ5万匹くらいいるので、純粋なレアリティは格段にコビトカバに軍配だが…(てか今思ったがコビトカバって別にシンガポールの動物ではないよな、それ言ったらタイも違うけど…)

 

ちなみにコビトカバ、けっこう日本の動物園にもいるので(タヌキと交換したのだろうか)、実物を見るのにタイや西アフリカまで行く必要はないぞ。


現時点でコビトカバを飼育している動物園↓
・上野動物園(東京)
・東山動植物園(愛知)
・いしかわ動物園(石川)
・NIFREL(大阪)
・神戸どうぶつ王国(兵庫)

 

<参考HPなど>

ナショジオのコビトカバ特集↓

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

英語圏でも記事がたくさん。

www.theguardian.com

 

ムーデン現象に関する、辛辣でシニカルな論調だがなんか的を射てる気もする英語記事。ムーデンが共感を呼んだ理由は単に「かわいい」からでなく「怒っている」ことにあったと。生という不条理に対する怒り、怯え、叫び。それが爆速でミーム化され、資本主義的に利用される悲哀…。

www.dazeddigital.com

【図解】「同性カップル」のペンギン、死す! 振り返るその生涯と愛

オス同士で「同性カップル」を作り、ヒナも育てたジェンツーペンギンの「スフェン」が世を去りました。彼の人生ならぬペン生をふりかえりましょう。

 

 

「いきものニューストゥーン」版もカミングスーン。

 

過去の類似テーマの図解↓

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参考HP

ジェンツーペンギンのスフェン、訃報がBBCやNYタイムズでも報じられるほどの有名ペン。

www.bbc.com

www.nytimes.com

www.theguardian.com

www.theguardian.com

 

ペンギンの同性愛的な行動は(図解したように)世界各地で観察されているが、6年も一貫してパートナーと連れ添ったという点で際立っているといえる。遺されたマジックの動向も注意深く見守られているようだ。

スフェン&マジックによる子育てのより詳しい過去記事。(NYタイムズ)

www.nytimes.com

 

今回色々調べてて、興味深かったタフツ大学の記事↓

sites.tufts.edu

「ペンギンがゲイなのはなぜ?」=どうしてこれほどペンギンの同性愛的行動が多く報告されているのか、という疑問を動物学的に真面目に考える。オスとメスの外見上の性差が非常に少ないことに加え(プロでも外見だけでの識別は困難)、子育てにおけるオス/メスの役割がかなり「同等」でもある。(コウテイペンギンに至ってはむしろオスの方がずっと卵を温めていたりするしね。)ペンギンという独特な鳥がさらに興味深く思えてくるのでした。

図解でもちょっと触れたゲイの怪盗ペンギン(?)、詳細が気になった人はこちら等↓

www.nbcnews.com

 

【告知】国立科学博物館の特別展「鳥」でイラスト図解を担当します!

【告知】上野の国立科学博物館の特別展「鳥」にて、展示イラストを担当いたします! "科博"史上初のビッグな「鳥」展での光栄なミッションに応えるべく、皆様が楽しく鳥の生態を学べるようにバッサバッサとがんばりました。ぜひ来てね!
《期間》2024年11月2日〜2025年2月24日

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今年はこの特別展「鳥」の準備を人知れずかなり頑張っていたので、やっと告知できて嬉しい! 展示のたびに上野に出向いている科博ガチ勢として、そしてカワセミさまの図解から色々始まった鳥大好き生きものクリエイターとして、これ以上なく光栄なミッション!てなわけでガッツリ気合を入れて挑みましたよ。

科博の特別展にほぼ毎回行ってる身としても「鳥」が史上初というのはけっこう意外でしたが、そんな重要な節目に、白羽の矢(鳥だけに)を立ててもらって光栄でございました。

↓レポートも書きがち

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具体的には展示の各所にある「鳥のひみつ」というコーナーで、図解イラストを23点(!)描き下ろしたので、お楽しみに。専門家の先生方や博物館スタッフさんにもバッチリ監修いただきながら、限りなくいつもの私の図解のテンションをお楽しみ頂けるよう、最善を尽くしました。

さすが科博だけあり展示も最新研究をふまえたガチな内容ですが、初見でも頭にスッと入るようあの羽この羽で工夫しましたぞ。鳥ガチ勢も鳥ビギナーも幅広く楽しめる展示になったと自負しています。またれよ晩秋!

イメージがわりに、#鳥展 で私の担当する「鳥のひみつ」イラスト図解…の上半分です(公式で公開済みのやつ)↓

「鳥のひみつ」は全23点あるけど大体こういうテンションと熱量だ!(いつもの感じともいう。) しかもインターネットとちがって博物館なのですぐそばにリアル鳥(展示)がいらっしゃるのだ。上の4鳥もみんないると思う! たのしみでしょ〜

 

公式さんの先行告知↓ 

鳥好きで知られる芸能人のレイザーラモンRGさんと高柳明音さんが音声ガイドを担当されるとのこと。最近の科博のオーディオガイドはスマホアプリとかでも聞けてお手軽なのでぜひ(宣伝)

 

科博 #鳥展 を色トリどりに盛り上げる鳥アンバサダーこと #公式トリバサダー も募集中らしいので、我こそはという鳥好きさんはぜひ応募してよね(私は名誉トリバサダーに任命されたようです)。鳥の素晴らしさを広めるバサ〜〜

まだ情報が小出しの感じですが、続報があればまた追記できれば。開催まであと2ヶ月ですが、2ヶ月なんて飛ぶように過ぎるはずだ!(鳥だけに。)鳥好きさん、生き物好きはぜひ盛り上げていきましょう!

 

…しかし今年の二大がんばったことといえば、特別展「鳥」と『深海DINER』だが、我ながら極端すぎるな(高低差が)

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【図解】イルカがせめてきた!? イルカ襲撃の背景とは

海水浴場で人々を襲うイルカに何が起こっているのか図解しました。突然のイルカ暴力の背景には、若干アダルトな事情も…?

スマホ向けの「いきものニューストゥーン」版はこちら↓。世界観(?)的になんかこう…不穏な回になってしまった感がなくもない。おまけもあるので読んでね

https://t.co/AaMKLXVQlJ

Twitter↓

イルカ襲撃ニュースはNYタイムズでも記事になってて、襲撃は「欲情した孤独なイルカ」の交尾行動ではないかと日本の専門家の方も語っているのだが、日本のニュースではわりと省略されてることが多いようだ。お茶の間には若干流しづらいのかもしれないが…

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参考ニュースあれこれ。

 

NHK↓

www3.nhk.or.jp

イルカの危険性↓

news.yahoo.co.jp

ハンドウイルカの奔放な性生活についてもっと知りたい人向け↓

globe.asahi.com

ニューストゥーンのおまけに描いたけど、年齢推定法が日本の大学で発明。

www.kindai.ac.jp

【図解】ハリケーンで「優しく」なったサル

「地球一ケンカ好きなサル」たちが暮らす島をハリケーンが襲来! 資源が激減し、サル版マッドマックス開幕かと思われたが、意外な展開に…?という話。

参考HPなど↓

BBC

www.bbc.com

www.nytimes.com

ハリケーンに襲われた島のアカゲザルは、元はプエルトリコではなくインドなどのアジアに生息していた種類だが、研究のためにこの島に持ち込まれた。今は約1800匹が暮らす「サルの島」に。自然災害による習性の変化など、ロングスパンの行動研究にはぴったりの環境となっている

www.npr.org

日本も台風列島かつ、(プエルトリコのアカゲザルと同じ)マカク属であるニホンザルの生息地なので、ちゃんと研究すれば近い結果が得られるかもしれない…

 

ちなみにアカゲザルは、人間よりも先に宇宙に行ったスペースモンキーでもある。エイブルというメスのアカゲザルが、1959年に実験のため(リスザルと一緒に)宇宙へ打ち上げられた。二匹とも無事に帰還したが、エイブルはその後の手術中に麻酔で死亡。今はスミソニアン博物館に保存。

www.si.edu