沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

【図解】甘党な肉食系!?エチオピアオオカミ

がっつり肉食系「エチオピアオオカミ」が、まさかのスイーツ大好き甘党オオカミだった!?という「いきものニュース図解」です。大型肉食動物と植物の、知られざる"蜜月"もこれから明らかになるかも。蜜だけに

ちなみにエチオピアオオカミ、過去の図解にも登場したことがありますが、覚えてますか。私のお気に入りのクセ強ネズミ「エチオピアオオタケネズミ」の恐ろしい天敵としてですが…

以下、参考記事など。

NYタイムズ↓(ギフトにしとく)

www.nytimes.com

記事によると、甘いものを食べるイヌ科の動物はエチオピアオオカミだけではないそう。ハイイロオオカミがブルーベリーを食べたりもするが、味のためというよりは、飢餓を防ぐためだろうと専門家。それに比べるとエチオピアオオカミはかなり純粋に「甘いもの」好きの要素が強いっぽい…。

あと、図解にも書いたように、たしかに花粉媒介者としての役割をエチオピアオオカミが果たしている可能性もあるのだが、甘いものに興奮しすぎて花を普通にむしゃむしゃ食べてしまうこともあり、花にとっては迷惑になることも。専門の(?)ポリネーターたちに比べると、器用さには欠けるといえそうだ…。

 

日本語記事もあった↓

www.gizmodo.jp

 

エチオピアオオカミについて、別件のナショジオ記事。ただでさえ絶滅の危機にあるのに狂犬病まで流行しており、ワクチン接種で救うための作戦が進行中。なんとか経口ワクチンを食べさせるため、ヤギの肉に投与したりとあの手この手を尽くす。 甘党なのを活かして、花に投与(?)するのもアリだったりして…

natgeo.nikkeibp.co.jp

【告知】国立科学博物館の特別展「鳥」でイラスト図解を担当します!

【告知】上野の国立科学博物館の特別展「鳥」にて、展示イラストを担当いたします! "科博"史上初のビッグな「鳥」展での光栄なミッションに応えるべく、皆様が楽しく鳥の生態を学べるようにバッサバッサとがんばりました。ぜひ来てね!
《期間》2024年11月2日〜2025年2月24日

t.co

今年はこの特別展「鳥」の準備を人知れずかなり頑張っていたので、やっと告知できて嬉しい! 展示のたびに上野に出向いている科博ガチ勢として、そしてカワセミさまの図解から色々始まった鳥大好き生きものクリエイターとして、これ以上なく光栄なミッション!てなわけでガッツリ気合を入れて挑みましたよ。

科博の特別展にほぼ毎回行ってる身としても「鳥」が史上初というのはけっこう意外でしたが、そんな重要な節目に、白羽の矢(鳥だけに)を立ててもらって光栄でございました。

↓レポートも書きがち

numagasablog.com

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具体的には展示の各所にある「鳥のひみつ」というコーナーで、図解イラストを23点(!)描き下ろしたので、お楽しみに。専門家の先生方や博物館スタッフさんにもバッチリ監修いただきながら、限りなくいつもの私の図解のテンションをお楽しみ頂けるよう、最善を尽くしました。

さすが科博だけあり展示も最新研究をふまえたガチな内容ですが、初見でも頭にスッと入るようあの羽この羽で工夫しましたぞ。鳥ガチ勢も鳥ビギナーも幅広く楽しめる展示になったと自負しています。またれよ晩秋!

イメージがわりに、#鳥展 で私の担当する「鳥のひみつ」イラスト図解…の上半分です(公式で公開済みのやつ)↓

「鳥のひみつ」は全23点あるけど大体こういうテンションと熱量だ!(いつもの感じともいう。) しかもインターネットとちがって博物館なのですぐそばにリアル鳥(展示)がいらっしゃるのだ。上の4鳥もみんないると思う! たのしみでしょ〜

 

公式さんの先行告知↓ 

鳥好きで知られる芸能人のレイザーラモンRGさんと高柳明音さんが音声ガイドを担当されるとのこと。最近の科博のオーディオガイドはスマホアプリとかでも聞けてお手軽なのでぜひ(宣伝)

 

科博 #鳥展 を色トリどりに盛り上げる鳥アンバサダーこと #公式トリバサダー も募集中らしいので、我こそはという鳥好きさんはぜひ応募してよね(私は名誉トリバサダーに任命されたようです)。鳥の素晴らしさを広めるバサ〜〜

まだ情報が小出しの感じですが、続報があればまた追記できれば。開催まであと2ヶ月ですが、2ヶ月なんて飛ぶように過ぎるはずだ!(鳥だけに。)鳥好きさん、生き物好きはぜひ盛り上げていきましょう!

 

…しかし今年の二大がんばったことといえば、特別展「鳥」と『深海DINER』だが、我ながら極端すぎるな(高低差が)

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でかいぜ!タカアシガニ図解(『深海DINER』エディション)

世界最大のカニ「タカアシガニ」の図解です(#深海DINER エディション)。英語ではJapanese spider crabと呼ばれ、まさに日本を代表する深海生物。水族館にも意外といるのでカッコイイ勇姿を観察してね。

『深海DINER』本編はこちら→ https://amazon.co.jp/dp/B0D29SN6N9#

メンダコ図解もあわせてどうぞ↓ やっぱセットじゃないとね

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ミラノの博物館でもタカアシガニが、東洋のめちゃデカ蟹としてカッコよく展示されていたことを思い出した。展示パネルをよく読むと、カニたちは1871年から展示の主役を担ってきて、1943年のミラノ爆撃も生き延びたカニ標本である…とも書いてあり感慨。カニに歴史ありだな…

メンダコ図解(『深海DINER』エディション)

深海のふしぎなタコ「メンダコ」の図解を描きました。体型、触手、吸盤、スミ、産卵、水分量…と、ふつうのタコと違いまくりな個性が魅力。メンダコが主役の新作マンガ 『深海DINER』エディションです。マンガとあわせてどうぞ!

『深海DINER』本編はこちら↓

https://www.amazon.co.jp/dp/B0D29SN6N9#

現在4話まで更新中!(続きは今後次第)

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日本で生きたメンダコを見られる水族館というと、やはり有名なのは沼津港深海水族館でしょうか。すぐ隣が駿河湾という地の利を生かし、メンダコが水揚げされるとすぐに運ばれて、長期飼育の実績も。メンダコの在/不在はHPでチェック可(今はいない)。いつか行かなければな…

t.co

【図解】スパイ容疑のハト、釈放。

スパイ容疑でインド警察に捕まったハトがやっと釈放!…という困惑のニュースの影に隠れた、ハトのメッセンジャーとしての歴史や、驚きの能力を図解します。

 

縦読みマンガ(Fliptoon)版も作りましたのでぜひ↓

https://www.amazon.co.jp/dp/B0CVFNPJ5X

 

『RRR』を見てない人は今すぐ見よう。

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<参考記事など>

CNN記事

www.cnn.co.jp

ガーディアン記事

www.theguardian.com

解放されるハトの後ろに写ってるのは、調べたらムンバイの動物病院の人だったもよう。異常に長く勾留してたのは指示の誤解もあったようだが…

 

こちらは「パキスタンのスパイ」容疑でハトが捕まった話。いっけんばかげてるけど、インドの緊迫した政治情勢を反映してもいるね…

www.bbc.com

 

ナショジオの動物スパイの歴史に関する記事。

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

ハトとインターネットに関してはこちら詳しいので参照。

www.washingtonpost.com

 

↓この本も読んでるが面白い。ハトの章もあるよ。

赤ちゃんホホジロザメ図解!そして「Fliptoon」作ってみた

赤ちゃんホホジロザメ図解

ホホジロザメの生まれたての赤ちゃん(新生児)が世界初の発見!?というニュースを図解しました。ホホジロザメの子育てがだいぶ哺乳類っぽい件を、哺乳類の皆さんも知るべき。

ニュースいろいろ出てるけど、このへん参考に↓

natgeo.nikkeibp.co.jp

↓最近かいた別のサメ図解

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「Fliptoon」作ってみた

今回、新しい試みとして、ためしに縦読みマンガ(Fliptoon)用に加筆&再構成したバージョンも作ってみました。amazonアカウントあれば無料で読めるので、読んでみてね↓

www.amazon.co.jp

私の図解、なにげに縦読みマンガと相性が良いのでは…とは思いつつ面倒なのでやってこなかったが、なにごともチャレンジということで、とりあえずFliptoon(amazon版ウェブトゥーンみたいなやつ)で作ってみたのだが、作ってるうちつい凝り始めてしまい(私あるある)、気づいたらニュース番組形式になってた。キャラクターも考案したし意外と加筆もしなきゃなので地味に大変だった…。

元から私の作品、ぜんぶ横書きで上→下の視線誘導なので、必然的に縦読みスクロールのマンガ形式とは相性が良いんじゃないかとは思っていた(厳密にはマンガじゃないけど…)。最近はスマホで読みやすいようになるべく意識はしていたが。

縦読みマンガならやはりWebtoonとかのほうが有名だと思うが、せっかくkindle出版のアカウントも持っていたのでamazonが始めたばかりのFliptoonにしてみた。どれくらい読まれるとか全然未知数だが、まぁ一回やってみようかって。なんか賞もやるらしいし、運良くお金もらえないかな↓(そもそもマンガじゃないとダメかもだが…)

prtimes.jp

Fliptoon…ていうか縦読みマンガを自分では読む習慣が全く無いので全然わからなかったのだが、選択ジャンルにそもそも「動物」とかがなかった。

仕方ないので「日常」にしておいた。

ただし投稿したら「動物・ペット」のタグを勝手につけてもらえた。「サイエンス」とかもほしいところだが…(誰も縦読みマンガにサイエンスとか求めてないと言われると困ってしまうが)。まぁぶっちゃけまだ未開の地なんだと思う。

「私の図解、元から縦読みだし、置き換えるだけでラクじゃん」とか思ってたけど、つい凝ってしまって、けっこう作業が大変だったので、続けるかは未知数だが、反応次第でまた考えるので、よかったら読んでみてね。

www.amazon.co.jp

辰年だよ!あけおめ漫画2024

あけおめです!ドラゴンイヤーをはりきっていきましょう。

十二支ついでに宣伝ですが、1/7(日)に迫るビニがさ新年会では「私のかんがえたさいきょうの十二支」を軸として、2023年のすばらしき映画たちを振り返りたいと思います。いったいどんな動物が、どんな映画が選ばれるのか…?みのがせませんね。ぜひきてね↓

numagasablog.com

ドラゴンイヤーの幕開けということで、コモドドラゴン図解も載せておきます(『図解なんかへんな生きもの』より)。単為生殖したり(雑菌とかでなく)マジの毒を獲物に注入したり、その毒が薬にもなったり、すごくキャラが立った爬虫類です。やっぱ干支にふさわしいかもですね。子丑寅卯コモドドラゴン!

近縁種が竜のモデルとなった説がある「マチカネワニ」の図解(『絶滅どうぶつ図鑑』より)。8メートル近い体長でめちゃくちゃデカかった(イリエワニ以上)ので、当時の姿をいま見たとすれば、これはまぁたしかに竜だな…くらいのインパクトはあると思う。

辰年なので、おともだちに「タツノオトシゴはオスが妊娠して出産するんだよ」と教えてあげましょう(『ゆかいないきもの㊙図鑑』より)。

ドラゴンイヤーの幕開け!とか言ってたら、いきなり地震もあって大変な正月になってしまったけど、(可能な範囲で支援とかもしつつ)無理せずがんばっていきましょう。