- ジョジョ4部アニメ11話「レッド・ホット・チリ・ペッパー その1」の感想です。
- どうやら今回の4部アニメ、全39話(3クール)であることが確定したみたいですね。(4部より短い)第3部が全48話だったので、ややギリギリのスケジュールになってしまうかもしれませんが、まぁこのスタッフならキッチリまとめ上げてくれるでしょう。特に4部アニメのこれまでの出来の素晴らしさを見れば、それくらいの信頼はすでに十分あります。全く心配していません。本当です!(鉄塔あたりカットされたりして…とか思っていません!)
- 今回はついに4部の中ボス、レッドホットチリペッパー(以下レッチリ)との戦いが本格的に始まります。最初のテレビゲームのシーンが一気に非日常になっていくシーン、4部らしくてとても良いですね。
- 私はここの場面の、レッチリが現れて「ほれほれ殴ってみろよ〜ここをよ〜」とか余裕ブッこいてたら本当にクレイジーダイヤモンドにぶん殴られるというくだりが大好きなんですよね…。舐めてる相手をぶん殴るという意味では王道な流れんですが、ここまでガン舐めしてる奴を普通に殴っちゃう感じが珍しいというか。レッチリはものすごく強いキャラですが、おかしなところでヘタレなのがなんともいえず「怖い」んですよね。3部までの敵とは明らかに違う感じがして、秀逸なキャラ造形だと思います。
- あと細かい点ではお母さんの「家に帰ったら制服くらい脱げ!夜だし」という、原作のちっちゃいセリフがしっかり再現していたのにも笑いましたし(あのセリフは私も妙に好き)、レッチリとの戦いでぶっ壊れた家具をきっちりクレイジーダイヤモンドで直すカットが入ったところも丁寧で良かったです。
- 郊外の草原での戦いも、基本的に原作へ忠実でありながら、ちょいちょい合理的なアレンジが加えられていましたね。例えば億泰とレッチリが戦う場所を、原作以上に仗助たちの立ち位置から遠ざけていました。レッチリが逃走するバイクにも、原作だと「ガオン!」一発で追いついているんですが、アニメだと(すでにかなりの距離をレッチリが逃げていたので)3回くらい「ガオン!」していましたね。これは『ザ・ハンド』の能力の印象を強くするためだけではなく、後半で承太郎たちが億泰の元までたどり着くのに時間を要したことの理由にもなっていて、とても良い改変だったと思います。
- 一度は倒しかけたレッチリが「時間制限つき心理戦」を億泰に仕掛けるあたりも、原作の魅力をうまく再現していました。億泰の右手が吹っ飛んでしまうところの絶望感も凄かったですし、雑にまとめればとにかく今回も最高の一言でした。康一くんの「やったーい!!」という変な喜び方がしっかり表現されていたのもツボでした。
- ちょっと眠くなってきたので今日はこれで…。次回はついにジョセフ再登場ですね…やったーい!!(とも言い切れないのが複雑なところですが…。)とにかく楽しみです。アニメを見る→原作のその箇所を読み返す、という流れで最近は4部を少しずつ再体験しています…。細かい違いもわかって楽しい。