沼の見える街

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ジョジョアニメ「レッド・ホット・チリ・ペッパー その2」感想

  • ジョジョ4部のアニメ「レッド・ホット・チリ・ペッパー その2」の感想です。今週もたいへん面白かったですね。ジョセフ・ジョースターをめぐる港での攻防がテンポ良く1話に収められていました。
  • 今回の見所はなんといっても音石明のギターソロですね…。物語的には明らかに不必要なシーンなわけですが、めちゃくちゃ本格的に再現(?)されていて、作り手の愛を感じました。「イエエエス」とか「オフクロモコロシテヤル」とか、アニメでは再現不可能と思われた名フレーズも、擬音文字や小声セリフを駆使して見事に切り抜けていましたね…。
  • 「おれは反省すると強いぜ」なんていうジョジョの敵役ならではの捻れた「恐さ」を感じさせるセリフも、森久保祥太郎さんがバッチリ決めていました。それにしてもレッチリがペラペラ喋るタイプのスタンドだったこともあり、敵のなかでも屈指のセリフの多いキャラでしたな…。森久保さん、お疲れさまでした。(岸辺露伴のスピンオフでまだちょっと出番があったりしないかな…。)
  • 細かな人間関係の描写も、原作よりも丁寧にブラッシュアップされていました。「がんばってね」と声をかけた康一に億泰が「ありがとよ」と返すさりげないシーンとかもじっくりめに尺が取られていて、この二人の最初の出会い(っていうか事件)を思い返すとグッとくる演出になっています。
  • 他にも仗助と康一のやりとりも補強されていて、「急に父親とか言われてもな〜」みたいな仗助の心理が強調されていました。「そうはいっても、あいつが死んだらおふくろがワンワン泣くだろうしな…」というセリフは本編にはなく、原作の扉ページで補完的に足されていたものですね。こういうのをササッと工夫してストーリーに入れてくるあたり、本当に丁寧な仕事ぶりだと思います。
  • 老ジョセフもお披露目で、エンジ色のコートがおしゃれでいい感じです。ラストの仗助も可愛かったですし(くちびるをちょっと突き出す仕草とかすごく良かった)、言うことなしですわ。今回はもう素直に「面白かった!満足!」という感じですので、長々と書かずにこの辺で…。次回も仗ジョセ回ということで、楽しみです。ドララァーーーッ。