沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

岩井俊二とショメと恐竜

  • 今日はおもに漫画を描いていた。いつもこんな日だと良いのだがな〜。某誌用のネームもいったん送信。かなり好き勝手に描いてしまったが…どうなることか。学んでいくしかあるまいな…。
  • あと、史上最高に淡々としたほむさや漫画を描いている。以前のアレとは違うのだけど。さっきやっと全体の構想が浮かんだ。のでブログは短めにして今夜はそっちを描こう。「リッスンガールズ」という題にするつもり。
  • 岩井俊二監督の映画が新しくhuluに入っていたので、見てみた。「ヴァンパイア」という海外ロケの映画で、ほとんどのキャストが外国人。自殺をテーマにしたお話で、人が死にまくって、エロもバイオレンスもあるのに、妙に淡々と、ほんわかとしたトーンになるのは、やはり監督の個性のたまものか。
  • 以前このブログでも紹介した岩井監督の「花とアリス殺人事件」が、何やらフランスのどえらいアニメーションの賞にノミネートされたとのこと。別にヒットはしなかったようだが、大傑作だと思うので、国際的に評価されてほしいな。フランス人受けもよさそうだし(偏見)。
  • フランスのアニメといえば、「ベルヴィル・ランデブー」や「イリュージョニスト」を撮ったシルヴァン・ショメという監督がいる。(ジブリがDVDを出しているので、レンタルとかでチェックしてみてはいかがでしょう。)天才的としか言いようがない凄いアニメばかり作っている恐ろしい人なのだが(語彙…)、去年、初の実写作品にトライしていた。
  • 「Attila Marcel」という映画で、日本では「ぼくを探しに」という、ややださめなタイトルで公開されたのだが、こーーーれも大傑作だった。2014年ぬまがさ映画ランキング、堂々の第1位でございます。ツタヤ等にあるかはちょっと微妙だが、全人類が見るといいと思う。
  • 全人類とは言わないまでも「グランド・ブダペスト・ホテル」が好きな人なら必ず好きだと思うのでございます…(だいぶ譲歩したな)。
  • しかしシルヴァン・ショメといい、「花とアリス殺人事件」の岩井俊二といい、音楽も担当してて、それがまたサントラ買っちゃう程にイイのはどういうことなんだよ…。天、何物も与えすぎじゃないですかね。スタンド使いなのかな?(だとしたらこの二人は同じタイプのスタンドだろう、間違いなく…。)
  • あ、huluに「ジュラシック・パーク2」が入っていて、子供のころ劇場で観たのを思い出して、懐かしくなって見てみたのだが、なんか途中で辛くなってやめてしまった…。なんだろう、ものすごくストーリーテリングがもっさりしている…。
  • 冒頭、ちっちゃい恐竜がいっぱい出てきて女の子を襲うシーンの緊迫感のなさったらない。どう恐がれというのだ…。結局女の子は怪我しただけってのも日和った感じだし(「ジョーズ」の夜の海に匹敵する大事な場面だろうに。)さらに前半の山場、ステゴザウルスが初めて出てくるシーンがあるのだが、一切「タメ」がないためなんの感動も…ない…。すっと出てくるんだもん、ステゴたち…。
  • 「1」のティラノサウルス初登場は映画史に残るキレッキレの演出で、荒木飛呂彦も絶賛していたのだが…。まあ、「2」も後半で盛り返すのかな、ひょっとすると…。終盤ティラノが街に進出するんだよな、たしか。うーん。
  • でももうすぐ公開の「ジュラシック・ワールド」は本当に楽しみ。アートワーク見てわくわくしている。海に潜む巨大生物以上に人類をわくわくさせるものはこの世にないと断言できる。あとは実際に映画に登場してくれることを願うばかりだ…。