- 昨日アップした「リッスンガールズ」、意外と好評でうれしい限りです。「いくらなんでも淡々としすぎかな〜」と思っていたのですが…。皆様、しぶいですね。
- pixivにあげたまどマギ漫画のなかで、現時点で最も高評価なのは「中沢マンガ<銀の幕>」なのだが、これもアップする前は「私は面白いと思うけど、何と言っても中沢だしなあ…」と思っていた。しかし出してみたら、描きたかったテーマも含めてちゃんと読んでくださる方が多くて、とても嬉しかった。なめちゃいかんってことですな。がんばろ…。
- さて、ついに映画『百日紅(さるすべり)』を観た!と言いたいところだがまた観てない。はやく観たい。観たいよ〜。どうせ傑作に決まっているのだからもう観なくていいか、というレベルで楽しみ。いや観るけど。
- まあでも実際、傑作に決まっているよな。だって原恵一だもの。『クレしんオトナ帝国』『クレしん戦国大合戦』『河童のクゥと夏休み』『カラフル』『はじまりのみち』の監督ですよ。こうしてみるとすごいラインナップだ。打率10割にもほどがあるだろ…。
- あ、今調べたら『映画ドラミちゃん アララ少年山賊団』も原恵一監督作だったのか…まさかの。みたのが昔すぎて内容は覚えていないが、雰囲気とテーマソングだけは脳にこびりついている。どらみ、どらみ、どーらみどらー。あ、『ハロー恐竜キッズ』もなんだ…。(こっちはみてない)
- 物語の面白さとともに時代考証をとことん追求し、エンタメ性とリアリズムの両立に抜群の手腕を発揮する原監督が、あの杉浦日向子の名作『百日紅』を映画化とかな〜…。もう…。もう「おまえが優勝でいいよ」って感じ。「これ以上この試合を見る必要はない…(立ち去る)」的な。いや見るけど。
- まあ、トリガー&ニンジャスレイヤーの夢のタッグがまさかの炎上物件という最近の例もあるから、油断は禁物なのかもしれないが…。フラッシュアニメだったりして。それはそれで観たい。
- というわけで『百日紅』をみる前にとりあえず、一番最近の原恵一作品にして監督初の実写映画、『はじまりのみち』を見直してみた。映画館で観た時とまったく同じ箇所で泣いてしまった。やはり傑作。
- ざっくり説明すると、名作『二十四の瞳』で知られる木下恵介という監督を主人公にした物語。加瀬亮が若い頃の木下監督を演じている。でも「その一生を描く」みたいな映画では全然ない。それどころか、描くのは「たった一日」。
- 内容を一言でいうと、「木下監督が病気になったお母さんを山のむこうに運ぶ」というお話。ウルトラ地味である。それなのに、面白いし、笑えるし、切ないし、泣けるし、勇気が湧く。すごい映画だ。
- 旅の道連れは、お兄さん(ユースケ・サンタマリア)と荷物運びの便利屋さん(濱田岳)。この濱田岳という人、けっこう前から注目しているのだが、やはりとてもいいなぁ。ずんぐりとした体つきの憎めない風貌をしていて、同時にどこか知的な雰囲気も感じられる、素敵な役者さんである。「日本のマーティン・フリーマン」と呼ばれているそうだ。というのは嘘で、私が勝手に呼んでいる。
- 世迷言はともかく、本当にいい作品なので、全人類がみるといいです(またそれか)。表現に携わる人は、きっと元気をもらえることでしょう。
- 眠くなってきたので、この辺で…。明日ムリヤリみちゃおうかな、『百日紅』…。