- 『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 〜サボテン大襲撃』みてきた。tohoシネマズ錦糸町。auマンデイとやらで、月曜は1100円になる。スマホ契約時に半強制加入という点で悪名高いauスマートパスだが、役立つ時もあるのだ…。
- しんちゃん映画を見るのは久々だが、「快作」という言葉がしっくりくる出来栄えだった。こんなに安心して見られる映画って久しぶりな気がする。
- 「罵倒されながら血みどろでドラム叩く映画も面白いけど、もうちょっとライトな面白さの映画はないかな〜」という方に是非オススメしたい。(極端)
- 名作「オトナ帝国の逆襲」みたいな深いテーマ性があるとは言わないが、「あ〜面白かった!」と気持ち良く映画館を出られる作品。実は貴重ですよね、そういうの…。
- 舞台がメキシコということもあるのか、全体にドライで軽快なテンポ。序盤で春日部の人々との別れが描かれるんだけど、このくだりがまずとてもよい。ギャグがぽんぽん挟まるので湿っぽくはならないんだけど、泣かせるところはきっちり泣かせる。秀逸なバランス感覚。
- たとえば、仲良しのカスカベ防衛隊が、しんちゃんにお別れのプレゼントを渡すシーン。けっこう感動的な場面なのだが、泣きじゃくっているマサオくんの頭に、プレゼントのフタをしんちゃんがポンと乗せるんだよな…。「ここでいいか」みたいに。さりげないワンアクションだがしんちゃんのドライさやマサオくんとの関係性がよく伝わって来る…。すごい笑った。
- 当然クレしんなのでお下品なネタも多いんだけど、にもかかわらず映画全体に「品の良さ」を感じるのは、こういう的確で大人っぽい演出の積み重ねによるものなんだろう。
- 中盤以降はまさかの◯◯パニック映画になる。いや、公式サイトで言ってるから別に隠すことないけど。ゾンビ映画好きもぜひ。
- 「スマホちゃん」という女の子が出てきて、とても可愛かったのだが、ネットで立ち絵をみたら別に可愛くなくて逆にびっくりした。動いているとホント可愛いんですよ…!やっぱアニメイシヨンは文字通り命を吹き込む技なのであるなあ。
- しかし今更だけど、クレしんのあの絵柄で、美少女をちゃんと美少女として描ける技術はやはりすごいな…。きれいなおねえさんはちゃんときれいでえろいですし…。実は描き分けとかに細かい方法論があるんだろうな〜。
- 関係ないけど、上映前のポケモン映画の予告編で、なぜかルギアがプッシュされていた。懐かしかったが、ルギアって今の子供にはどういう扱いなんだろ。
- ルギアって「ミュウツー」みたいな初期メンでもないし、金銀のリメイクもだいぶ前だし、すごい中途半端な存在だよな…。子供達、ちゃんと「ルギアかっけー!」ってなるのかな。「なんで今ルギア?」みたいにならないだろうか。それとも「うおっルギアだと!?そうきたか…渋いぜ!」みたいな感じなのだろうか。わからない。ルギアばくたん。