沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

『殿、利息でござる!』感想

  • 『殿、利息でござる』という映画を見てきました。家族も「面白いよ」と言っていて、ネットでも複数の人がオススメしていたので試しに見てみたんですが、結論から言えば「まぁまぁかな…」って感じでした。なので感想はすぐ終わらせます(眠いし)。
  • 監督は中村義洋という人で、最近だと『予告犯』とかですね(見てませんが)。私は『アヒルと鴨のコインロッカー』で知りました。あれも今思うと全体的には「まぁまぁかな…」という感じの映画でしたが、濱田岳という稀有な役者の存在を教えてくれたことには感謝しています。濱田さんは中村監督の映画にはおなじみの存在になりつつあるようで、今回の『殿!』でもナレーションで参加してました。
  • ジャンルとしては時代劇なんですが、お話がちょっとユニークでして、「金策」に関する映画なんですよね。18世紀(明和)、宿場町という交通の拠点になるような村がたくさんあったんですが、そのなかでも「伝馬役」に任命された村は、物資の輸送の役割を担っていました。「伝馬役」の村は経済的な負担が大きいため、通常はお上からお金をもらえるんですが、主人公たちが住む村は直轄地ではなかったのでもらえないということになり、理不尽にも大変苦しい生活を強いられていまして…。
  • そんなわけでさてどうしよう、と考えた村人の一人が、「殿に大金を貸し付けて、その利息を伝馬の仕事にまわせば暮らしが楽になるんじゃね?」と思いついたのです。最初はほんの思いつきだったんですが、周りの人を巻き込んでどんどん話が大きくなっていき…?という感じのあらすじでした。
  • まず良かったところをあげると、数百年前の「お金」にまつわる庶民のアレコレが生き生きと描かれていて、そこは大変興味深かったですね。役者さんたちもベテランの超有名どころ(阿部サダヲ山崎努瑛太妻夫木聡竹内結子etc…)が揃えられていて、そのアンサンブルを見ているだけで贅沢な気持ちになれます。話の筋も妙にひねったり斜に構えることなくストレートな気持ちいいものですし、当時の空気感のようなものを心地よく味わうことができました。
  • ただ、映画のタイトルやあらすじを聞いた時「面白そうだな」と感じたんですが、てっきりもっと「貧しい庶民がいかに工夫して金を集めるか」みたいな話だと思ってたんですよね。しかし実際は「お金集め」の部分はわりとあっさり気味で、みんな意外にポンポンお金を出してくれるし、特に目立ったトラブルというのもなくて、「どんなにセコイ手を使ってでも資金を調達してやるぜ!」的なテンションを期待していた私には少し肩透かしでした。
  • あと意外にウェットなノリというか、全体的に「人情」みたいなところに落ち着いていくのがあんまり面白くないなと感じました。山崎努阿部サダヲ妻夫木聡(すげえ一家だな)の家族愛とか、そりゃまぁ良い話なんでしょうが、クドクドと同じような話を何回も繰り返しするので手法的には上手くないと思ったし、いまいちグッと来ませんでしたね。個人的にはこの手の人情話をわざわざ映画館で観たいとはあんまり思わないのです。でも泣ける人は泣けると思います。(雑すぎる)
  • すいません、何も語っていないに等しいですが、そろそろ日付が変わるのと眠いのでこの辺で終わります…。何も書かないで忘れちゃうよりはちょっと何か書いておくと後で思い出しやすいので、まさに備忘録ですな…。私はもうひとつピンとこなかった作品ですが、時代劇好きの人は見て損はないと思いますよ、ほんと。おしまい。