- 2周年ということもあり、また『叛逆の物語』をブルーレイで見返していた。なんかこの季節になると無性に見返したくなるんですよね…。私の脳内では「叛逆」は秋の季語。「秋深き 隣は叛逆 する人ぞ」。
- それはともかく『叛逆』、テレビ放映とか全然しないんだろうか。もう2年経つわけだし、なんちゃらロードショーとかでやってもおかしくないような気がするけど。ジブリや細田守ならともかく、こういうアニメ映画ってあんまり民放ではやらないのかな。やるにしてもあと1年くらい後か。ブルーレイの売り上げにもまだ影響しちゃうだろうし…。
- しかしブルーレイ、劇場公開版よりもさらに色合いが強いというか、ちょっと明るすぎる気がするんだけど、DVDでもそうなのかな。劇場ではもう少しマイルドな色使いだった気がする。暗いシーンは綺麗だけど、前半の明るい風景とかはギラギラしすぎてちょっと目が痛くなる。そういう演出なんだろうか。
- あと喪服ほむらがムクリと起き上がるシーンで顔面に変なレースかけたの誰だよ〜!せっかく超かわいい場面だったのに。もったいない! シーツの色も白じゃなくなってたし、なんか深い意味があるのかな。あと杏さやの手繋ぎシーンでも謎の改悪があったって杏さや派の人が怒ってましたね(気づかなかったけど)。うーむ。「劇場公開オリジナル版」をDVDで売ってくれたら、絶対買うんだけどな〜。むりか…。というか今MacBookでDVDしか見られないので、DVDが欲しいんですよね。もうちょっとしたらNetflixあたりで配信される気もするので(すでにTV版は配信済みだし)、わざわざ買い足すのはちょっと怖い。
- どうでもいい文句はともかく、やっぱり『叛逆』はいいものですね…。もう15回くらい見ている気がするけど、「何回見ても必ずグッときてしまうシーン」というのがいくつかある。ひとつは仁美のナイトメアを倒した後、みんなで朝日を見つめるところ。とても綺麗で満ち足りた場面なんだけど、ほむらの「あれ?」っていう反応からもわかるように、ここから「崩壊」が始まるんですよね。幸せの頂点が、幸せの終わりでもある。「The battle is over」の優しくも悲しいBGMも相まって、たまらなく好きなシーン。
- あと、裏路地のシーンでさやかがほむらに「その気持ちは裁かれなければいけないほど 罪深いものなの?」って言うくだりも、さやかの成長、そしてさやほむの関係性の変化を感じさせて、何度見てもグッとくる。というか見返すたびに好きになる。キタエリの演技がすごくいいんですよね。この場面のこのセリフをテーマにした長編を描きたい描きたいとずっと思っているが、そのためには水族館のアレを完成させんと…。いいや…ゆっくりやろう…。
- それから、エンディングの一連の流れはやっぱり最高。サントラで言うと「I think this world is precious」から「happy ending」、そして「君の銀の庭」のイントロに入るあのくだり。何度見てもぞくぞくするし、2年経って見返しても、劇場で観た時の記憶を強く呼び起こされますね。そして「not yet」の流れる、悲しく不気味で、美しい結末…。最高すぎる。このラストを見て漫画を描き始めないほうがおかしい(暴言)。
- 今夜は疲れたのでおしまい。またしつこく語ろうと思います。世間ではどうか知らんけど私の中ではまだ『まどマギ』超アツいですからね…。では。