沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

さだかやオマケと白石映画

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  • 昨日描いた『貞子vs伽椰子』のオマケイラスト、一応ブログにも載せとこうかと…。対決しようと伽椰子んちを訪れたのに意外とテレビが小さくて、プーさんばりに引っかかってしまった貞子さんと、それを引っ張るカヤストファー・ロビン一行…っていう図。そんなわけでプーさんのパロディなんですが、気づいた方は全然いなさそうですね。わかりづらすぎた…。俊雄くんがもっと踏ん張ってるニュアンスを出したかったんですが、猫との兼ね合いで表現できずに残念。イラストは難しいですな…。こういうのをササッと描けるようになれたらさぞ楽しかろう…。鍛錬あるのみか。
  • 『貞子vs伽椰子』の漫画をRTしてくれた人のホーム画面とかで、いろいろな人の感想を読むのが楽しいですね。ちくしょう怖いじゃねーか!という人もいれば、そんなでもなかったかな〜という人もいて、やっぱり個人差があるのでしょう…。「 怖そうだけど面白そうだし観に行ってみようかな」とコメントしてくれてる人がたくさんいて嬉しい限りです。騙されて観に行ったらいいと思いますよ、ほんと…。損はしません。
  • ところで最近、『貞子vs伽椰子』の監督・白石晃士の映像作品をいくつか意識的に見ています。ここ最近で観たのは『コワすぎ!劇場版』と『ある優しき殺人者の記憶』と『ノロイ』です。どれも全く違う話なんですが、妙にブッとんだ部分と妙にリアリスティックな部分が混ざり合っていて、謎の勢いに満ちていてすごく面白かった。事態は深刻なんだけど、その深刻さがどんどんエスカレートしていくせいでクライマックスではなんかもう笑ってしまう…。こういうのも白石イズムなんでしょう。『貞子vs伽椰子』もバッチリそういう話ですからね。
  • それと、ストーリー的にはむしろ異物感を与えるような強烈なキャラクターが登場するという点も共通してますね。コワすぎの工藤Dはもちろん、『殺人者』のウルトラチンピラ日本人とか『ノロイ』の霊能力者とか、凄まじく強い印象を残してくれます…。
  • 『貞子vs伽椰子』も強烈なキャラは盛りだくさんでした。森繁教授、霊媒師の法柳、そして言うまでもなくケイゾウとタマオの毒舌コンビ…! もう話の緊張感やリアリティラインを損なうギリギリのバランスでこういう鮮烈な人物を突っ込んでくるので色んな意味でハラハラしますが、やっぱり観た人の心の中に彼ら・彼女らへの愛おしさが残るあたりが素晴らしいですな…。だいたいロクでもない目にあって終わるとはいえ。
  • そんな感じで、白石監督作品、今後もチェックしとこうと思います。次はネオ様という有名なキャラの出る映画『カルト』かな。白石ユニバース、見届けたいところです…。