- あちこちから絶賛の声が聞こえて来る『SHIROBAKO』というアニメをやっと見始めました。これは面白いですね!もう8話くらいまで見たんですが、2クール分くらいあったんですね。
- てっきりもうちょっとフィクション寄りというか、「仲良し女の子グループがキャッキャしながらアニメを作る!実在するアニメ業界有名人(っぽいキャラ)もいっぱい出てくるよ!楽しいね!」みたいなノリかと思ってました。いや、ある意味その通りなんですが、想像してたよりもだいぶリアル寄りだったというか…。ちゃんとアニメ会社に就職している大人の女性が主人公だとは思いもせず、いい意味で驚かされましたね。
- さらに、アニメを作るアニメということで当然アニメーターが主役だと思っていたんですが、主人公のあおいは「制作進行」で、プロデューサーの卵みたいなお仕事だったのでびっくりしました。原画の受け取りとかスケジュールの調整とか、地味ながらもたしかに凄く重要な役割ですが、外から見ている分にはどんな仕事なのか全然わかりませんし、そこにクローズアップするとは新しい切り口だなあと感心しました。
- 「アニメ作りアニメ」としても興味深いですが、より普遍的な「お仕事アニメ」としても面白い。たとえば「タカナシ」という男キャラ、いっけんすると失敗ばかりしている空気の読めないバカ野郎にしか思えず、いつもイライラさせられるんですが、逆にこういう人材も仕事には必要なのかもしれないな…とだんだん思えてくるんですよね。根拠のない自信と失敗してもへこたれない一種のタフネス、こうしたものも立派な「仕事の能力」なのではないか、と…。明らかに水島監督がモデルであろう木下監督のダメダメっぷり(しかし情熱はあるしギアが入るとすごい)といい、美少女でもイケメンでもないキャラたちの描き方がとても良いですね。まだまだお話は前半のようなので、続きが楽しみです…。また詳しい感想を書きたいと思います。っていうか先輩の声がデカリボン!やったー!!…では。