- 海外ドラマの『ウォーキング・デッド』のシーズン5を全部見終わった。いや〜面白かった…。人間ドラマの比重がどんどん上がっていってホラー風味は薄れつつあるし、全体にこじんまりした話なんだけど、面白いものは面白い。
- 全然知らなかったんだけど、このドラマの総指揮をつとめてたはずのフランク・ダラボン監督(『ショーシャンクの空に』『ミスト』)って、もうとっくの昔に降板させられてたのね。それもシーズン2とかで。不覚にもちっとも気付かなかった。
- ニュース記事によると、ダラボンが担当したシーズン1が大人気だったのに、なぜか制作会社がシーズン2のための資金をガクッと減らしてきたので、文句をつけたら辞めさせられちゃったとのこと。本当かな…。たしかに、規模は微妙に小さくなっている気がしなくもないけど…。でも(原作が良いからってのもあるだろうけど)シーズン2以降もちゃんと面白いからな〜。なんとも言えない。ダラボンはかわいそうだけど、懲りずにまた『ミスト』みたいなトラウマ映画を嬉々として作ってほしいものです。
- ていうかむしろシーズン1の時点では「たしかに面白いけど、そこまでハマりはしないかもな〜」くらいのノリだった気がする。特に2話で「ゾンビの格好をしてゾンビの群れを突破する」っていう展開になったのがな〜…。誰もが思っただろうけど、それ『ショーン・オブ・ザ・デッド』じゃねーか!と突っ込まずにはいられなかった。サイモン・ペッグ主演の超面白いゾンビコメディ映画なんだけど、『ウォーキング・デッド』みたいな、こんだけ金かけて作った豪華なドラマが、2話の時点でもうパロディ映画(しかもけっこうな名作)とネタが被っちゃうのかよ!ってちょっとガックリきちゃったんですよね。
- でもやっぱり、話数が進むにつれてキャラに愛着が湧いていくにつれ、どんどんハマっていきました。死んでほしくない人があっさり死んでショックだったり、意外なキャラの組み合わせの妙を味わえたり。この辺はやっぱり連ドラの強みですな。
- あともうひとつ知らなかったことがあった。先日も触れた超かっこよくて鬼のように強いサムライ黒人女性のミショーン、初めて登場したのはシーズン2のラスト(次シーズンへの引き)なんだけど、あれ、ミショーン役の人じゃなかったのね…!フードかぶってるからわかんなかったけど、あの時点ではまだミショーン役のキャスティングさえ決まってなかったらしい。刀をひっさげて鎖に繋いだゾンビ2体(しかも腕と顎がない)をペットみたいに従えて、とにかくインパクト抜群の登場シーンだったんだけど、あそこはとにかくハッタリ重視で、これからどうしようかは全然未定だったそうな。適当か。なんかジャンプの漫画みたいなノリだな…。
- シーズン5の話とか詳しくしたいけど、このドラマ、とにかくバンバン人が死ぬので、それも「こういうキャラは死なないんでしょ」みたいな人も死んだりするので、特に最新シーズンだと「キャラの名前を出すだけでネタバレ」になりかねないんだよな…。だから具体的な話をしづらい…ので、オススメだけしておきます。面白いよ!グロいけど!
- 海外ドラマ多すぎてどれから見たらいいかわかんないって方には、まずは必見の大傑作『ブレイキング・バッド』から入って、その後グロ耐性があれば『ウォーキング・デッド』に行ってみるというのがいいかも(名前も似てるしな…)。huluは2週間の無料期間があったはずなので、この2作だけ見てさっさと解約しちゃうのもアリだし(解約手続きを忘れると更新されちゃうので注意)。とはいえどっちも5シーズンもあるから2週間で見切るのは厳しいかな…。何にせよお勧めです。今日はこんなところで。