沼の見える街

ぬまがさワタリのブログです。すてきな生きもの&映画とかカルチャー。

賢い犬イギー・ザ・フール

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・3部アニメのペットショップ回、とてもよかった。ホラー、ギャンブル、ギャグと続いたから、ガチンコの能力バトルが久しぶりで新鮮。

・そんなわけでイギーを描こうと思ったら、けっこう時間をかけてしまった。いかんいかん。

・公式の真似っこな絵で恐縮だけど、イギーの一番かっこいいショットはこれだと思う。(「見殺しには…できねえぜ!」のキメ顔も良いけど。)あんまり本気を出さない強者が「やってやんぜちくしょ〜!」と覚悟を決める展開大好き。燃える。

・「愚者(フール)」というスタンド名も、イギーの人生(?)を考えると何だか深い。自分のことだけ考えて「賢く」生きていけるはずだったのに、ギリギリのところで「利口」に徹することができず、子供を助けるという「愚か」な選択をしてしまう。

・その「愚かさ」に一度は救われるものの、ヴァニラ・アイス戦では再び「愚か」な方を選ぶことで…っていう。しかしその「愚かさ」こそ、悪い奴らがもっていないものであり、最後に悪の足元をすくうのであった…みたいな。(一応ネタバレ回避で歯切れが悪い…)

・まあ、荒木先生はおそらくネーミングについてはマジで深く考えていない気がするので、勝手なこじつけですが。洋楽のスタンド名とかも思いつくままにつけていると思う…。それでもドキッとするようなマッチングが起こるのだから、巨匠の直感というべきか。クレイジーダイヤモンドとかキラークイーンとかすげ〜〜よな…。名前、デザイン、能力の奇跡のような調和。

・いま、財布にもiPhoneにもイギーのストラップをつけている。ジョジョ展のブサカワイギーと、ウルジャンのイケメンイギー。どっちもとてもよくできているのだが…しっぽがとがってて、よく刺さる。いたい。

・あ、今回のタイトルは、知る人ぞ知るあの漫画が元ネタです。「わたくしめが!」です。「秘剣…ライトニング稲妻!」です。傑作でした。打ち切られたけど。

・でも今は『ワールドトリガー』が凄いことになっているようで、よかった。すばらしい才能が埋もれずにちゃんと認められるのは嬉しい。最近だと「風刃 起動!!」が死ぬほど熱かった。