•文化村で映画「パリよ、永遠に」をみた。なんか昨日と合わせるとフランス大好き人間みたいだな。別にそんなでもないです。
•ちなみに昨日みた映画は「博士と彼女のセオリー」で、こっちも面白かった。でもイラストを描き途中なので、後回し。
•「パリよ、永遠に」、良い映画だった。もとは戯曲。ヒトラーにパリの破壊を命じられたドイツ将校と、その凶行を止めようとするスウェーデン領事の対決。83分と短いが、ほぼ全てが密室での会話劇と心理戦で、たいへん好みだった。
•このジャンルの最高峰はやはり「12人の怒れる男」か。ポランスキーの「おとなのけんか」も最高。ジョジョでもこういう回は特に好き。最近だとクワガタバトルとか…。
•まあ、パリが破壊されないのは観客全員知っているわけで、それゆえサスペンスとしては成立してない、という指摘はもっともっちゃもっとも。平田オリザが雑誌で言ってた。
•で、演劇というのは、そのオチがわかっていても最後まで見たくなるものにしなければいかん、と。この映画は良作だかそこができてないと。ふーむ。
•まあそれを言ったら歴史物は大抵そうだろ、とも思うけどな。
•サスペンスというものの、ジャンルにおける取り扱いの違いということか。
•今月、荒木飛呂彦の漫画術とかいう本が出る。誕生日に出る。めっちゃ楽しみなような、読むのが怖いような。絶対に読むけど。